やりきれない
多量の宿題は
どうしますか?
最近
宿題代行業が
繁盛しているそうです。
Yahoo ニュースから抜粋
{教育評論家の尾木ママこと
尾木直樹氏が、
「宿題代行業」に対して
「詐欺罪だ」と攻撃した。
こんなビジネスに対して
尾木ママは27日、
ブログで「犯罪に近いですね…
一種の いや れっきとした
『詐欺罪』です!!」と断じた。}
以上。
私も、もちろん
宿題代行業は反対です。
でも
利用する方の気持ちも理解できます。
もう4年ぐらい前の話です。
高2生終わりの3月の面談で、
ある高2生と保護者様との面談
をしていました。
学校の面談が終わった後なので、
高校生活についても
お聞きすることができました。
保護者様は、
「先生、うちの子は、
宿題をやっていないそうです!
成績は良いけれども、
宿題を期限通り出さないので
困っています、と言われたのですよ。
どうして宿題をやらないのか
わからないのですよ!
週末課題と言って、
週末にも宿題があるそうですが、
うちの子はそれも
やっていないのだそうです。
どうしたら良いですか?
何でやらないの?」と。
「今のお話は、どうなの?
宿題は、やれていないの?」と私。
その高2生は、
「宿題は、出している。
でも、提出期限には間に合わなくて
いつもだいたい1か月遅れで
出している。」と。
保護者様は、
「それでは、ダメじゃないの!
どうして期限までに、
提出しないの?」と。
その高2生は、
泣き出してしまいました。
私は、その高2生の
高校の宿題量に関して
簡単に保護者様に
お話ししました。
保護者様は、
「学校が、宿題を出している以上
その期限までに出せると
先生は考えておられるのだから、
宿題は終えて
提出期限までに
出さないといけない。」と。
その生徒は
さらに声を上げ泣きながら、
「宿題の量がわからないのよ!
自分がやってみたらわかるわよ!
やれないもの。
私はきちんと勉強して
宿題をやるから
すごく時間がかかるのよ。
だから提出期限に間に合わないのよ!」と。
保護者様は、
「自分がやらないのを
宿題の量のせいにしないでよ!」と。
「泣かないでね。
宿題の量を話してごらんなさい。
春休みの宿題は、
どのぐらいあるの?
宿題の量を話さないと、
わからないわよ。」と私。
その高2生は、
「現代文記述問題20題
テキスト1冊。
古文記述問題20題
テキスト1冊。
漢文記述問題20題
テキスト1冊。
英語の問題集
テキスト1冊。
社会のプリント10枚などなど。
どう考えてみても、
部活やってこの春休みには、
宿題が全部終わらない。
国語の問題を解くのに
30分。
〇を付けて
復習をして
1時間。
1問終わらせるのに
1時間半かかる。
全部で国語は60題だから
60題×1時間半。
これだけで丸4日かかる。
春休みは、大会があって
部活しながら
宿題を終わらせるには、
時間が不足。
だから
どう考えても
提出期限には、
絶対間に合わない。」と。
保護者様は、
「いつまでなら
全て終わるの?」と。
「だから、
1か月後。
提出期限後、
1か月後。
それだって、
学校が始まれば、
毎週週末課題が
出されて、
日延べしていくのだから、、、、、」と。
保護者様は、
「では、
絶対やるのね!」と。
その高2生は、
又泣いてしまいました!
保護者様は、
「どうして泣くの!」
その高2生は、
「私の気持ちをちっとも
わかってくれない!
こんなに大量の
宿題をどうやってやるの?
ちっともわかってくれない!」と。
「性格的に、
のんびりと
おっとりしているのです。
学校の成績も良いので、
本人に任せて良いのでは?
保護者様は、
宿題の量を
確認してあげて下さい。
そして気持ちを
共有してあげて下さい。
保護者様が
理解してくれていると
思うだけで
安心すると思いますよ。」と私。
生徒も
不安ですよね。
こんなに大量の
宿題はどうすれば良いですか?