ベクトルの演習
ある高3生の話
夏休みが終わる頃、ある高3生が不安そうに
「数学Bが全然できません。どうしたら良いですか?」と。
「毎年高3生は、ベクトルと数列ができないと嘆くわよ。
なんとかなるから大丈夫なのでは?」と私。
「大丈夫でないので、心配なのです。どうしたら
ベクトルができるようになりますか?」と。
「それでは、ベクトルの問題演習をしましょう!」と私。
シルバーウィーク
シルバーウィークを利用して
3日間×2hのベクトル問題演習会を
開催しました。
予めベクトルの復習をしてもらいました。
タイマーを利用し、問題を時間設定してその時間内で
解いてもらいました。
時間内に解くのはなかなか大変です。
1日目
簡単な問題は、2分。
少し難しい問題だと、3分。
時間内で解くのは、なかなか大変です。
時間内で解けた高3生は一人もいませんでした。
時間設定をすると焦るので、そのスピードに慣れるのに
かなりの時間がかかるのです。
1日目は、三角形の性質や円の性質など
他の分野の復習が必要でした。
計算ミスも多くありました。
2日目
空間ベクトルに入ると途端に
つまずき始めました。
結局その日は合計7時間
ベクトルばかりやりました。
ヒントを出してもらいながら解くのですが、
なかなか大変でした!
3日目
ようやく1題7~8分の難しめの問題を解けるように
なりました。
ベクトル漬けの3日間、お疲れ様でした。
タイマーの設定
数学の問題を解くのにタイマーでの時間の設定は
大切です。時間をかければ解けます。
決められた時間内で解けるようになることが大切です。
成果
ベクトルの何が苦手で得意なのかが
わかってもらえたのが良かったです。
感想
高3生は、タイマーを使用しての設定が良かったとのこと。
焦る気持ちと競争心の複雑な気持ちが何とも
気持ち良かったとのことでした。
次回は数列です。