今回は受験指導に関わる「経験」ということについて書いてみました。私の30年以上毎年受験指導をしている経験と学校の先生がされている受験指導経験とは大変異なります。毎年経験しているのと隔年あるいは3年おきなどの経験とは大変異なるのですよ。学校の先生で毎年受験指導をしている先生はいないと思います。
経験は素晴らしい!そして自信につながります。
2017年4月にシンガポール出張授業をしました。その開催報告は又後程投稿したいと思います。
「先生の経験を聞きたい!近藤先生の経験を話してほしい。」というシンガポールの受講生徒さんや保護者様の希望で、私の30年以上に亘る経験をほんのちょっぴり話しました。毎日受講している生徒たちは時々私の経験話を聞いているのですよ。
30年以上大学受験指導の経験 毎年、毎年受験指導をしてきました。
大学受験指導をして早30年以上。たくさんの経験をしてきましたよ。その経験は私に役に立っていますし、現在の私の生徒に還元できていると信じています。
そしてたくさんの嫌な経験や苦い経験もしました。今回は以下の苦い経験を書きますね。
私の苦い経験 ある学校の担任の先生の受験指導 数年前の経験に頼るのは大変危険です。判断を誤ることさえあります。
近隣にある名門県立高校の高3生を担任していたある女の先生の古い経験が、ある私の頭の良い優秀な生徒の将来を変えてしまいました。私には大変苦い思い出です。悲しかったですね。
その名門県立高校の高3女性の担任の先生は、2013年の大学入試で古い経験、(多分受験指導はされたことがなかったのだと思います。)「国公立大学入試は私立大学よりも難しい。私立大学入試は国公立大学より易しい。だから国公立大学型の勉強をすれば、私立大学に合格する。」というようにクラスの生徒たちに話していたそうです。先生ご自身の受験の経験から上記のように思い込んでいたようです。確かに1990年代までの大学入試ではそうかもしれません。
その指導に従った私立第一志望のクラスの高3生たちは、第一志望私立大学に合格することができなかったそうです。私の生徒の一人もその先生の指導に従いその学力能力よりも下位の大学に進学してしまいました。
私はその担任の先生の指導に従わないようにとの忠告はしましたが、優秀な素晴らしい生徒ほど学校の先生の指導に従うので、その担任の指導に従った高3生徒は受験に成功しませんでした。私立大学が第一志望なのに、国公立大学型の勉強をしていたからです。結果その生徒の学力にふさわしくない私立大学へ進学しました。残念で悲しかった私の思い出です。
私の生徒たちの中でその同じ担任の先生の指導に全く従わなかった別の高3生は、私の指導に従い第一志望の私立大学にみごと合格し、楽しく有意義な大学生活を送っていたそうです。能力や学力は同じなのに、、、、進学先は全く異なるのです。
2015年卒業生たちに対しては、その女性の担任の先生は新しい経験をしたので、異なる受験指導をされました。
その後2015年卒業の高3生もその女の先生は担任しました。2015年卒業の担任クラスの高3生たちには、「2014年の自分の子供の大学入試経験で、国公立大学は私立大学よりも難しいいというわけでもない。私立大学入試と国公立大学入試と同じように受験準備をしたら浪人になる可能性が高い。自分の子供もで経験してようやくわかった。私立大学と国公立大学の受験とは全く異なる。だから国公立大学対策の勉強をしても私立の一般入試に合格できるわけではない。」と話されたそうです。
2013年と2015年卒業生に全く反対の指導をしたということになります。
今回改めて経験という自信にに陥らないように自分に戒めました!
2020年に向かって30年以上大学受験を毎年経験している私でも予測できない入試改革になりそうです。
かってない大学課程と高校課程の改革なのです。高校の先生たちが教えてもらっていない方法で、2020年以降授業が行われる予定です。
来年、そしてさらい年入試の予想をしています。
私も日々たくさんの情報に目を通し、将来の予測をしています。来年2018年入試そしてさらい年2019年入試の予想をし、それに対する準備を生徒たちに与えています。
大学入試は早めの準備が大切です。
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