本気で進学したい受験生だけが、国公立大学を受験しましょう!

本気で進学したい受験生だけが、国公立大学を受験しましょう!

今日は2017年2月25日です。今日は国公立大学入試日です。

この7年ほど毎年、憂鬱な日になります。この数年県立高校どうしで、国公立大学合格率を争っているからです。

理科大合格者で進学を決めている県立高校生が、今日国立大学を受けています。

昨日、理科大に合格した県立高3生が「近藤先生、やはり来ました!近藤先生と握手してから、明日の国立大の入試を受けてきますね。」と憂鬱そうな顔をしてひょっこり現れました。

その県立高3生は、理科大が第一志望大学でした。その第一志望大学に無事に合格しました。その生徒は国公立大学の受験をしたいと考えていません。

私は、国公立大学進学率で予備校の評価を高めようとは考えていません。

そして私は、私立大学合格者そしてその大学進学を決めている受験生が、国公立大学受験することを奨励していません。国公立大学進学率で予備校の評価を高めたいと考えていないからです。30年以上その姿勢を持ち続けています。

この数年県立高校では、私立大学に合格し進学を決めている生徒に無理に国公立大学を受けさせています。

しかし理科大合格者の県立高校生は、合格しても進学しない国立大学入試を今日受けに行っています。この数年毎年、その県立高校では、私立大学に合格しその大学に進学を決めている生徒にも無理に受験させています。

その理科大合格者の県立高校生は、「学校の先生への恩返しをするために、国立大学を受けなければいけないんだ。」と言っていました。

さらにその理科大合格者の県立高校生は、「明日は、一人で行きます。学校の友人みんな真剣です。蒼い顔している友人を見て、一緒に受けに行きたくないのですよ。明日の試験は受けたくないです。試験中は寝よう!合格しなくて良いですよね」とも言いました。もちろん私は、「良いわよ。本気で受けている友人に悪いものね。理科大に進学するしね。他の合格したい人に分けてあげようね。」と。

この10年ほどその県立高校では、私立大学に合格しその大学に進学を決めている高3生に、無理矢理に国公立大学を受けさせています。

受けない生徒に対して、担任の先生はひどい言葉を投げます。昨年2016年に私立大学進学を決めた私の生徒にも、再三再四国公立大学受験をさせようとし、暴言を吐いています。先生の強要にも関わらずに、昨年のその生徒は、国公立大学受験をしていません。受けなかったことに対してもその生徒の担任はその生徒を責めています。

どうして、県立高校では進学も合格も望んでいない高3受験生に無理矢理に国公立大学を受けさせようとするのでしょうか?

真剣にその国公立大学合格を願う受験生が気の毒です。国公立大学合格発表後、進学しない辞退者が出るまで、本気で受験している生徒はひたすら補欠合格を待ち続けるのです。

県立高校は、進学率を争う場所ではありません。

県立高校は、進学率を互いに争わず、真の教育活動に専心してほしいものです。

悲劇の国公立大学不合格者を出さないために。

2020年教育改革が実施されます。

もちろん大学入試改革も行われます。

県立高校は、進学率を互いに争う場所ではありません。

 

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