21世紀を 生き抜く 3+1の力 佐々木裕子著 を高校生と一緒に読んで
「21世紀を 生き抜く 3+1の力」 佐々木裕子著 2014年5月21日出版
本が出版されてからすぐに読みました。
6月4日には著者のチェンジウェーブ代表佐々木裕子さんにも本作品にサインをしてもらいました。
経済評論家の勝間和代さんに佐々木裕子さんを紹介していただきました。
著者の佐々木裕子氏にお会いする
2014年6月4日、著者のチェンジウェーブ代表佐々木裕子氏に初めてお会いしました。
別件の用事で経済評論家の勝間和代さんに佐々木氏のオフィスに連れて行っていただき紹介していただいたのです。その別件の用事が終わると佐々木氏にこの著書「21世紀を生き抜く3+1の力」に関し質問させていただきました。
表紙タイトルの「3+1の力」の「3」は?
著者の佐々木裕子氏に、「表紙のタイトル「3+1の力」の「3」は何ですか?」とお尋ねしました。「スキルです。」とのお答えがありました。
「21世紀スキルとは何か?」が第2章になります。「考える力」「共創する力」「進化する力」の3つの力です。
「3+1の力」の「1」は?
さらに「では「+1」の「1」は何ですか?」と著者の佐々木裕子氏にお尋ねしますと、「ウィル will です。」とのお答えがありました。
「本を読み終わると、その意味はわかりました。」と佐々木氏に私は言いました。
表紙には?
表紙にいきなり たくさんの質問が
「2050年。 あなたは何歳ですか? あなたの子供は、何歳でしょうか? そのとき、世界はどうなっているでしょうか? あなたはそのとき、どんな生き方、働き方をしていたいですか?
21世紀とはどんな時代で、どんな人材が求められていくのか? その時代を生き抜く力とはいったい何で、 それを身につけるためには何が重要なのか?
本書は、その問いに対する答えを考え始めた私が、現時点で入手できる将来予測データーと、「変化の兆し」をつき合せ、今の時点の答えをまとめたものです。」と表紙に文字数多く語られています。
裏表紙には?
裏表紙には、次の文章に、数字や国名を入れてみましょう。
どんな世界が見えますか?衝撃な質問が6題。
裏表紙の衝撃な6つの質問を高校生たちと読みました。
裏表紙の衝撃な質問に関し、高校生たちに問いかけながら読み進めました。
『21世紀を生き抜く3+1の力』 佐々木裕子著 第1章を高校生たちと一緒に読む!
今回、『21世紀を生き抜く3+1の力』 佐々木裕子著 第1章を 高校生たちと一緒に読み進めました。
これら裏表紙の6つの質問の答えが第1章に詳しく述べられています。まずは衝撃的な6つの質問の内容からです。
衝撃的な6つの質問 第1章 21世紀とはとういう時代なのか?2050年の世界
2050年の世界はどんな世界なの?
1
2050年の世界人口は96億人(つまり現人口の1.4倍)。
もっとも人口成長の著しい地域は、アフリカとインド。
「もっとも人口が増えそうな地域はどこかな?」私。 「アフリカ」と高校生たち。アフリカとインドという答えに高校生たちは驚きません。「ふーん、やっぱりそうか。人口増が激しい国はアフリカか。」「インドはちょっと意外かなぁ。」と。高校生たちは、「中国も一人っ子政策で人口は増えないだろうなぁ。」と。アジア地域の人口増はないだろうと考えての発言です。
著者は、その人口の「若さ」に目を向けさせてくれます。
2012年時点で、アフリカ全土の人口10億人の85%が45歳未満。平均年齢は、19.7歳!高校生たちは、「若い!」と。
2050年には、地球上の4人に1人が「アフリカ人」その平均年齢は25.7歳!高校生たちは、「ええ?」「ええ?」「若い!」
著者は、高校生たちをさらに驚かせます。年間20万人が消えていく21世紀日本について。
2
日本は、GDPは中国、インドの12分の1未満になる。
高校生たちは、「ええ! ええ! なにそれ!」と口々に言いました。
私は、「ねえ、みんな頑張ってよ!あなた達が頑張ってくれないと。私はこの世にいないのよ。」
「みんな2050年っていくつ?」「53才!」「54才!」「ご両親よりも年とっているのよね。 ガンバ!」「ねえ、ねえ、次がもっとこわい。」
3
2050年の日本の平均年齢は、53.4歳。
人口の4割が65歳以上。
「ええ!ええ!」「どうしよう?周りがみんなおばさん、おじさん?若い子がいないの?みんな50歳?どうしよう?」と高校生。
「がんばって子供をたくさん産んでね!みんな産んで。3人でも4人でも。たくさん子供産んで!」と私。「ええ、どうやって育てるの?3人も4人も産んだらお金が大変じゃない!産めないよ。お金稼げないよ!それに育てられない。」と高校生たち。
少子化の原因は、子育てにお金がかかるということを、高校生でも知っているということもあるかもしれませんね。「産んでくれたら、私たちみんなでなんとか育てるから、、、、でも産んでくれないと、子供がいなくなる(+_+)」と私。
「頑張るしかないね!うん、みんなで頑張って子供を増やすしかないね!」とある高校生。「うん、ガンバル!」と女子高校生たち。「うん、がんばろう!」と高校生たち。
高校生たちには、少子化は身近な問題ではありません。でも今回高校生たちは、少子化の問題を自分たちに引き付けて考えることができたようです。
4
急激に進む「過疎化」と「おひとりさま化」 日本
2050年までに、日本の現居住地域の20%が「人の住まない土地」となり、60%の地域で人口が半減。人口の4割は「おひとりまさ」になる。
「ええ?おひとりさま?」「一人なの?イヤだ~」「さびしい!」と高校生たち。
「ねえ、ねえ、次は想像できないような数字よ!」と私。
5
猛スピードで進むIT技術革新
2010年に1秒でダウンロードできたのは新聞4分の1日分。2050年には、1秒で新聞3.5億年分をダウンロードできるようになる。
「え?」「つまり新聞一日分を30ページぐらいと考えると、4分の1日分だから7、8ページじゃあない。」と高校生たち。「え!今は、新聞7、8ページ分を1秒でダウンロードできて、2050年には、3.5億年分?何ページか数えられない!」「ひぇー、すご~~い!」「つまり情報量がすごいということ?」「世界に回る情報量がすごいということだね。」と高校生たち。
「ねえ、ねえ、ここに一覧表が載っているよ。」と私。
25年前になかったもの
NTTドコモ(1992年)
20年前になかったもの
Amazon(1995年) Google(1997年) カメラ付き携帯電話(2000年)
10年前になかったもの Facebook(2004年) YouTube(2005年) iPhone(2007年)
「ふん、ふん、そうだね。」「ほとんど最近だよね。」「ホント!ほとんど最近のものだね!」と高校生たち。
6
大きく変わる「働く」という概念
2011年に小学校に入学した子供の65%は、いまはまだない職業に就くだろう。
「ええ?」「2011年に小学1年だから、今は3年生。その子たちが今はまだない職業に就くの?」「どんな仕事?」「昔なかった仕事って、何かなぁ?」「今なくなりつつある仕事は?何かなぁ?」「どんな仕事がなくなりそう?」「新しい仕事って?」「何かなぁ?」と高校生たち。
私は、「どんな仕事だと思う?考えてみて。どんな世界がよいのか考えてみて。どんな世界が理想?考えてみて。」と生徒達に提案。若い高校生たちには自分たちで答えをみつけてほしいですね。
自分たちで答えをみつける。
ここまでが、第1章 21世紀とはどういう時代なのか?にあたります。
いつも私は、高校生に「今、世界がどのように変化しているのか?」を考えてもらっているのですが、この本はその目的にはちょうどぴったりでした。
生徒たちは、「勉強しよう!」「勉強しないと!」「自分がやりたいことをやるために、英語ももっと勉強しないと!」「がんばろう!」 と高校生たち。次々に嬉しい発言をしてくれました。
佐々木裕子氏には、お会いした際に、
著者の佐々木裕子氏にお会いした際に、「佐々木氏のこの本で、生徒たちがさらに勉強をし、やらなければならないことに積極的に励むようになった。素晴らしい著作をありがとうございました。」とお伝えしました。
21世紀を 生き抜く 3+1の力 佐々木裕子著 2014年5月21日出版
引用した著者の文章はできるだけ再現しましたが、漢数字を算用数字に又下線部を下線部なしにしました。
「21世紀を 生き抜く 3+1の力」 佐々木裕子著 2014年5月21日出版