英語ができると大学入試は楽になる?
私は30年以上大学受験指導しています。毎年この時期になると、「ああ、やはり。英語偏差値で合格するのだ。」と確信するのです。
この時期多くの新高校3生が入学申込みに来ますが、「英語はできるので、数学を勉強したい。」などと話されます。私は、「本当に英語ができると思っているのですか?」と尋ねます。すると毎回決まって「はい。文系志望なのですが、英語の偏差値は70以上あります。でも数学や国語は50ぐらいしかないのです。ですから数学を塾で教えてもらいたいのです。」大体の文系志望の方々は、英語勉強ではなく数学を勉強したいと言って私の元にやって来ます。私の塾でも、優秀な先生たちが数学を教えています。
模試偏差値を過信していはいけない。
新高3生の模試偏差値70以上あるのは大変素晴らしいです。「良いなあ!偏差値が高くて。」と大半の英語苦手の方はため息をついて思うかもしれませんね。でも、駿台、河合塾、進研の模試偏差値でも、英語力の判定は異なります。
全国の難関高校生は、上記以外の模試を受けていることが多いです。つまり真に優秀な全国難関高校生が上記模試に入っていないのかもしれません。全国の難関高校生が受けている模試も受けて判断しないといけないのです。
英語学力は安定しない!
英語は勉強しても、勉強してもなかなか4つのスキル全てにおいて安定しません。
又各大学においての入試傾向は異なります。そして東大や早慶大学などの超難関大学とGMARCH大学との間にも出題の違いもあります。
ですから、どんなに英語力があっても、それで十分だということにはならないのです。入試前日までそれで十分だとは思えません。
英語を先ず得意科目にしましょう!
新高1生、新高2生は、英語を得意科目にしましょう。
大学入試は、今後もますます英語資格が必要になります!