駿台全国模試「世界史」を受験して、やるべきことは?

昨日の投稿は、駿台模試を受けてきた生徒の質問に答える形で、「模試を受けた後の、模試の勉強の仕方」に関してでした。その投稿はこちら→https://activeintheworld.com/blog/9573

その生徒が受けた模試は、5月に予定されていた駿台の「第1回駿台全国模試」でした。6月7日(日)に受けたそうです。ハイレベル模試です。

参考になりましたら、嬉しいです。

さて、本日は、世界史のやり直しに関して書こうと思います。

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私は大学受験指導30年以上。30年以上大学進学塾を経営しています。毎年東大・早慶大対策指導をしています。又毎年早慶大に合格者を輩出。英語力が上がったと生徒たちが感じる授業を開催しています。東京・茨城で開講中のクラウンアカデミーの代表 近藤陽子です

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世界史の模試範囲は?

日本史の模試範囲よりも世界史の模試範囲の方が広いようです。

世界史の今回の範囲は、「古代~中世・近世の政治・社会経済・外交・文化など
※古代~中世  ※中世~近現代  ※印は選択問題として出題します。」

選択問題は、4番と5番です。出題形式は、慶応大学の入試問題のような設問の出されかたです。

選択問題の4番は、古代から17世紀まで。選択問題の5番は、イギリスの産業革命をテーマに17世紀から19世紀までの欧米近代史が出題されています。

ある生徒は、選択問題のどちらを答えるのかを迷ったようです。結果範囲が狭い選択問題4番を答えたようです。4番も5番も3月までに私が教えている範囲でした。選択問題の5番は、時代の範囲が広いので、まだ全体の概要をとらえてはいないと私は感じています。4番を選択したのは正しい判断だったと思います。

1番から復習する!

1番は、中華帝国に関してでした。この内容は世界史受験者であれば、必須の問題です。ですから高得点を取らなければなりません。

現在私は、4月からは、中国史を教えています。今やっと宋の時代が終わったところです。しかし、今回の駿台模試では、「清朝」も出ました。「清朝」もいくらかは教えていますが、総合的に教えているわけではありません。そして正誤問題ですから、生徒ができなかったのも無理ありませんね!

1番が「中国史」なので、復習は「中国史」から始めましょう!

世界史は入試に間に合うのか?

これからどの地域をやるのかを昨日も生徒たちと相談していました。

時代を超えかつ大陸を横断したり縦断したりする出され方をすると、今の時期ですと大半の高3生徒はできないでしょうね!

実際の大学入試では、古代から現代までの長い範囲と広い地域の内容が総合的に出されます。地図も出されますので、地図帳とにらめっこしながら、グーグルマップを見ながら、現代の土地の名前と昔の名前とを比較しながら。グラフも出ます。グラフの見方も知らなければなりません。

2019年卒業した生徒たちは、高2生から世界史も受講してもらっています。高2生から教え始めないと間に合わないからです。

今年2020年の卒業生たちは、自分でどんどん私の指示に従い勉強してくれました。世界史の授業は春期講習から受けてもらいました。時間的に余力がない生徒たちは、夏休みから受講してもらいました。結果全員が間に合いませんでした。合格したので、間に合ったと言っても過言ではありませんが、英語が頭抜けてできていたので、間に合っただけです。

世界史は、学校の授業だけでは間に合いませんので、塾や予備校で受講するか自分でどんどん進めて行くのが良いですよ!

駿台全国模試「世界史」2番の問題は?

駿台全国模試2番は、「トルコ系民族の歴史」でした。

ここももう少し得点が取れれば良かったのに。

この試験範囲も何度も世界史授業で話した内容なのですよ。問2(4)イエニチェリは、答えてほしかった!

私がトルコのドラマを見ていて、その話を繰り返し世界史の授業中で話しているのですが、ただのドラマとして生徒たちは理解していたのだと思いショックですね。

私が夢中で見ていたドラマは、オスマン帝国の最盛期の皇帝スレイマン1世のお話です。世界で8億人の人を感動させたドラマということです。私の歴史の先生に「見ると良いよ。」と昨年言われていたのを、やっと暇になったので、3月に見ていました。トルコのドラマはこちら→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E5%A4%96%E4%BC%9D%E3%80%9C%E6%84%9B%E3%81%A8%E6%AC%B2%E6%9C%9B%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%83%A0%E3%80%9C

高校生が見る暇はないと思います。長い長いドラマです。大学入学後の暇な時期に見ると良いでしょう。現在はBS4チャンネルでシーズン3が放映中です。

スレイマン1世の解説はこちら→https://www.y-history.net/appendix/wh0803-025.html

問2の(3)(5)の記述式は答えることが出来るはずです。

模試が返って来るのを楽しみにしています。駿台模試の答えは完全なる模範解答ですから、実際の大学入試では得点できるのではないかと思います。ホッとします。私は授業中におもしろく楽しい世界史の話をしているのですが、入試に出るとは生徒は思わないのですね~授業中に余分な話はしませんよ!聞いているのかいないのか、後でわかります。きちんとメモもしないといけません。ムダ話しはしません。模試や学校の試験や過去問題をやれば出て来る内容です!教科書には出ていませんのでね。

駿台全国模試「世界史」3番は?

駿台全国模試「世界史」3番の問題は、イギリスとフランスの中世。

3番の問題ははるか数か月前に授業で説明した箇所です。すっかり忘れていたようです。3番が一番できなかったようです!

この箇所は、2回も繰り返し日にちを空けて説明したのですが。イギリスの議会史や政党史は定番の問題なのです。マグナカルタを説明できない受験生はいないぐらいですよ。

問8も問9も説明したのに、、、繰り返し2度も間隔を空けて説明したのに、、、残念でした😢教科書にそのまま出ているのです。まあ、まとめるのは必要ですが、まとめさせたはずですが。まとめたものを確認しなかったので、まとめなかった?

私の生徒たちへのアドバイスは?

今回受験した駿台全国模試は、ハイレベルです。教えたことが定着するのに時間がかかるのは仕方ありません。でも世界史が得意だと言う割には、できなかったですね~正直びっくり驚いています。教科書の復習が不足しているのですね~

1番の「中国史」をきちんと復習してください。

3番を復習してください。イギリスの議会制度史。

選択問題4番「インド洋交易の歴史」を復習してください。慶応大学が好きな問題です。慶応大学を志望する受験生は大航海時代を含む世界の交易史を勉強すると良いですよ!なかなか難しいですが、、、ガンバ!

2番「トルコ系民族の歴史」を復習してください。イスラム史はなかなか難しいです。広範囲にわたるので、今からきちんとイスラム史を勉強しましょう!

教えたことを、学んだことを、試験で再現できるように勉強してください。ただだらだらと教科書を読んだり、ノートを見ていても試験で解答できるわけではないということをしっかりと理解して反省してください。

本日は辛口のコメントでした。ごめんなさいね🙇ガンバ!

本日の投稿は、多分他の高3生にもきっと役立つ内容だと思います。英語がまだ半分しかとれない方たちは、やはり英語をもっと時間をかけて勉強した方が良いですよ。

この記事の続きは、日曜日かな?

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