私は、30年以上大学受験に関わっています。大人の大学受験生、浪人生、現役の高3生に、英語、現代文、古文、漢文、日本史、世界史、小論文など30年以上教えてきました。
昨日私に会ってすぐにスマフォを見せた高3生がいました。その高3生は、「お弁当が必要だからと言ったのに、、、、結局コンビニ弁当を買ったのです。」
なんか淋しいですね。お家でのその高3生の態度はわかりませんが、私の前ではしっかりと必死で勉強しています。予習も復習もきちんとやっていますし、毎日の予定表もきちんと作成しています。私から見るとすご~~く受験勉強に頑張っています!
受験生に家庭ができる応援とは?
30年以上の経験から、具体的に4つのポイントについて書いてみました。参考になると嬉しいです。
①睡眠の確保
お布団は清潔にしましょう。しっかりと乾燥させて毎日気持ちよく眠れるように寝具を整えましょう。
②毎日お風呂につかりましょう。
お風呂は冷えた体を温め、疲れた体と脳を活性化し血流を良くします。入浴剤などを用い体を温めましょう。
③美味しいご飯
美味しいご飯。美味しいお弁当。受験生は食べることで受験のストレスを緩和しています。
ご家庭で作るご飯は、心のこもった温かいものです。受験生には何よりの楽しみです。
「お母さん、こんなお弁当しか作ってくれないの!」と言う受験生も、今までたくさんいました。でも心の中では「お母さん、ありがとう!」と言っているというのは、見ていてわかります。「お母さんは、ご飯が上手く作れないの。」とも。それでも受験生には家庭のご飯が一番なのです。
そして家庭で用意してくれるお菓子も受験生のストレスを緩和するようです。「お菓子のお金は、自分で買えるように、お金をあげています。」とご家庭の皆様はそのようにおっしゃいますが、受験生はご家庭で用意してくれるお菓子に感激するのです。
飲み物もですよ。「買えば良いじゃあないの。」と思いますが、水筒の飲み物が、家庭で用意してくれる飲み物が好きなのですね。不思議です。
受験生は何よりも、家庭で自分が中心にいたいのだと思います。30年以上受験に関わってきた私は、たくさんの受験生を見てきました。
受験生は家庭での美味しいご飯が何よりも好きなのです!
④「まだまだ頑張れるよ!」「大丈夫よ!」「できるよ!」などという言葉がけを、一番受験生が必要としている言葉です。
間違っても「勉強しなさい!」とか「遊んでいるの?」とか「ゲームしているの?」とかなどなど、受験生の行動を疑うような言葉をかけるのは慎みましょう!
その代わりに、「まだまだ頑張れるよ!」「大丈夫よ!」「できるよ!」などという言葉がけを毎日してあげて下さい。自信をつけてあげてくださいね。
物で釣るのは良くありませんが、それも良く効く最後の家庭での励ましの言葉かと思います。受験が終われば、受験生ももう子供ではありません。物で釣られるようなことはなくなるかと思います。各ご家庭で判断下さい。
親は、受験生よりも大人でいましょうね!時々子供っぽい我儘な親がいます。受験生を気持ちよくし、そして受験生が志望している大学に合格できるように、ご家庭での協力が必要です。
受験生よりも先に寝てはいけません。先に寝ている親や遊んでいる親、正月のお家に誰もいない受験生は、残念ですが、合格していません。そしてそのような境遇の受験生は浪人していますし、かつその後も成功していません。気の毒でした。
ほんの少しの間、親も我慢してあげて下さいね<m(__)m>
家庭での協力は欠かせません。