大学入試の問題は、
学校教科書とは異なります。
専門的な内容が多いです。
ですから
教科書ができても
入試問題は解けません。
偏差値が高い大学ほど、
その内容も専門的な内容に
なることも多いです。
ですから
高校生が知らない内容が
多く含まれていることもあります。
昨日、
慶大経済学部英語過去問題を
高3生に授業しました。
2002年の問題
つまり12年前の問題です。
古い問題なので、
高校生にもずいぶん知れ渡った
内容です。
「経済学とはどんな学問で
どのように活用するのか?」
授業を受けた高3生は、
経済学という学問をほとんど知らなかったので、
時々立ち止まっては、
詳細に解説しました。
訳しただけでは英文の内容がわからないのです。
単語そのものの意味は大学入試ですから
経済学の専門用語がたくさん使われているわけでは
ありません。
やはり高3生では理解が難しい内容なのです。
今では知らない高校生がいないと思われる
「エボラ出血熱」も2008年に立教大学で出題されました。
その際には、受験生は苦戦していました。
知識がないと解けない問題も多くあります。
それが大学入試問題です。
学校教科書は、平易な設問から
難度のある問題へと
並べられていますが、
大学入試は、自分にとって
易しい問題がどれなのか
瞬時に判断して答えなければ
ならないという難しさがあります。
学校教科書ができれば、大学入試問題が
解けると解釈してはいけません。