2025年の推薦入試は過去最難化|オール5でも落ちる現実と合格に必要な本当の力

昨年の推薦入試よりも今年の推薦入試の方がさらに難化したように感じています。実際には「やはり」と思っています。たくさんの人が年内入試で決めたいと感じているからです。

35年以上大学受験指導をしてきた私にとっては、楽な入試は喜ばしいのですが、行きたいと思う大学学部学科に入学した生徒でさえも、中退する人が年々増えているのに、それで良いのかとも思うのです。複雑な心境です。

2025年の推薦入試は「過去最難化」した

2025年の推薦入試は、全国的に見ても例年よりはるかに難易度が上がった年でした。

「指定校推薦なら安全」という考えが、完全に通用しなくなりました!

特に印象的だったのは、オール5の生徒ですら、英検準1級や模試成績が不足していると推薦がもらえないというケースが複数校で起きていることです。

これは、私自身が教え子の状況を通して痛感した現実でもあります。

指定校推薦が「超激戦化」した理由とは?

① 高校全体の成績レベルが上がり「オール5」が珍しくない

推薦枠は毎年ほぼ固定ですが、成績上位層の人数は増加しています。

その結果、

オール5が複数人

英検準1級保持者が複数人

模試偏差値65以上が複数人

という“上位層の団子状態”が発生。

今、来年度2026年の高校入試指導もしています。高校入試でも平均が”4”なのです。

高校側も、より大学進学先に適した生徒を選ぶ傾向が強まりました。

② 大学側が「学力保証」を重視し始めた

大学の内部基準として、

共通テスト相当の学力

英語外部検定資格保持者

論理的思考力を推薦段階から求めるようになっています。

そのため、評定平均だけでは合格が難しい状況です。

③ 人気大学は実質“総合型選抜に近い”基準に

早慶はもちろん、GMARCHでも、

実績

プレゼン力 自己ピーアール

志望理由書の質 記述力

面接力 コミュニケーション力

を厳しく見るようになり、高校側での厳しい人選もあるからです。

実際に「推薦を落ちて」一般入試に切り替える生徒が増えた

私の教え子のお子さんでも、今年の推薦入試に2大学も落ち、一般入試一本で勝負することになったケースがあります。優秀なお子さんなので、大丈夫かと想像していました!残念です。涙が出ました!
 

親御さんからの相談でも、

「推薦でもらえなかった」

「オール5なのにダメでした」

「英検を取っておけば良かった」

という声が届きます。

2025年の推薦入試は、単に頑張っただけでは突破できない“選抜型”に変わったと感じています。

多くの受験生が「年内合格」を狙う理由

① 精神的に早く楽になりたい

受験生・保護者ともに、

年内に進路を確定したい

という願いが強くなっています。

そのため、推薦入試の人気は年々増える一方です。

② 一般入試の難化が続いている

大学入試改革後、一般入試はどの大学も問題のレベルが上昇。

安全校でさえ合格が難しいというケースが増加しています。

「一般入試は怖いから推薦入試で決めたい」のは当然です。

2026年に向けてすべきこと|“評定+◯◯”が必要な時代へ

英語力は推薦合格の最重要要素になり続けています。

準2・2級では差がつかず、

準1級が“特別扱いされる資格”

になっているのが現実です。
 

② 模試成績を安定させる

大学側は「学力保証」が欲しいため、偏差値の推移・科目バランス・英語の基礎力をよく見ています。

③ 志望理由書と活動実績の質を高める

受験生の8割が同じような志望理由書を書く中、

自分だけの経験を語れること」が選考突破の鍵です。
 

まとめ|推薦入試は“安全な入試”ではない

2025年の推薦入試でわかったのは、

推薦=安全ではない。

むしろ一般より過酷になることもある。

という現実でした。

*オール5でも落ちる

*英検準1級が基準化しつつある

*模試と実績で判断される

*特に人気大学は総合型選抜並みの審査

*年内合格を狙う競争が激化
 

だからこそ、

評定だけではなく、英語力・模試力・表現力を総合的に育てる必要があります。

年に2026年向けて、

迷っている受験生・保護者の方の参考になれば幸いです。

 

推薦入試の裏側で起きている“もう一つの現実”

2025年の推薦入試は、データだけでは見えない深刻な問題も残しました。毎年そうなのですが、私の目の前で涙を流します。号泣する生徒もいるのです。辛いですよ。

内申オール5でも推薦が外される残酷さ

ある生徒は、内申オール5。

誰もが「推薦は確実」と思っていました。

しかし最終的に——

担任の判断で志望校の推薦が消えました。

生徒はショックで2か月間、心が虚ろなまま過ごしていました。元の明るさになかなか戻れませんでした。

今年は同じようなケースが全国で多かったそうです。

推薦の“不安定さ”が、これほど露わになった年はありませんでした。

推薦入試は“安全策”ではない

年内合格を目指す生徒が増える一方で、

推薦はもっともコントロールできない入試方式だという事実が鮮明になっています。

*先生の判断で一瞬で道が変わる

*内申が満点でももらえない

*英検準1級や高い模試偏差値が実質必須

*落ちた時の精神的ダメージが大きすぎる

*「準備不足で挑む総合推薦」は、危険そのものです。

推薦でも一般でも“どちらでも勝てる”力をつけてほしい

涙をもう見たくありません。

だからこそ、これを読んでくれた学生・保護者様に伝えたいことがあります。

本当に大切なのは「揺るがない基礎学力」

推薦に頼り切るのではなく、

推薦でも一般でも突破できる“本物の学力”をつけること。

そうすれば、もし推薦が通らなくても、最後に必ず逆転合格できます。

〈合格速報〉★AO推薦でGMARCH合格が出ました!

先日、嬉しい連絡がありました。

「AO推薦でGMARCH大学に逆転合格しました!」

英語の得点が強力な武器になったとのこと。

AOでは 英語で80%以上の得点が必要 とも言われていますが、地道に積み重ねた結果、見事合格されました。

🎉 おめでとうございます!今年第一号の合格者です!

努力は必ず報われます。

模試偏差値に振り回されず、正しい方法で継続することが大事です。

私の指導に従っていただければ、今からでも間に合うのです!
 

2020年~の合格実績

・2023年:お茶の水女子大学・筑波大学(推薦合格)

・2021・2023:早稲田大学 合格

・2020年:慶応大学(経済・商・SFC)2名 早稲田大学(商・社学)合格

執筆者紹介:クラウンアカデミー代表・近藤陽子

大学受験指導歴35年以上。

東京本郷校・龍ヶ崎市駅前校を運営する クラウンアカデミー代表

2歳〜大人まで延べ数千名以上を指導し、                            英語・国語・小論文・世界史を中心に                                 「読み・書き・考える力」を育てる指導を続けてきました。

とくに、英語力が最も伸びると評判の                               『早慶大英語勉強会』 や、                                    中高一貫校生向けの読解指導には定評があります。

早稲田・慶應・東大などの国公立・GMARCHなど                          多数の大学合格者を輩出。

「確実に伸びる学習の土台」を作りたい方は、                           クラウンアカデミーの学習相談へどうぞ。

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直ぐにお返事ができない場合もあります。少々お待ちください。

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終わりに

今年2025年は私のテーマは「丁寧な暮らし」「丁寧に暮らす」                  そのためブログ投稿が遅くなっています。

読者の皆さん・受講生の皆さんと一緒に成績が伸びるブログを目指しています。

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